天のふるさとに近づきつつ ―人生・信仰・終活―
著者は序論で「私はこれほど長生きするとは思っても見ませんでした。これまでの人生では、クリスチャンとしていかに自我に死ぬべきかと教えられて来ました。しかし死ぬまでの年月をどのように生きるべきか、だれも教えてくれた人はいませんでした。」と述べておられます。本書の内容はすべてグラハム博士自身が体験された道の記録であり、読者の心に強く迫って来る内容です。本書はグラハム博士の体験から生まれた人生のガイドブックと言えましょう。著者は言います。「天国は私たちの住まいです。私は最終的に故郷に帰ることを待ち望んでいます。あなたもそうであることを祈ります。」と。本書が各人の天の故郷を一層慕わしい存在としてくれますように。何よりも、現代人が密かに待ち望んでいた本物の終活本です。今日、日本は超高齢化社会を迎え老人問題が大きな関心事となり、数多くの関連書物、終活本も出版されている。このような中で本書は、霊的存在である人間という視点に立脚し、バイブルを土台として老いをどう生きるか、死後に真の希望はあるのかを指し示す骨太の究極の終活本といえる。
福江等氏の翻訳もわかりやすくて読みやすい。全ての年齢層に安心して勧めることができるグラハム氏の遺言的著作の翻訳出版を心からお勧めします。
定価:本体2,000円[税別]
著者:ビリー・グラハム
訳者:福江 等
四六判: 252ページ
ISBN-13: 978-4-909170-08-8
商品パッケージの寸法: 18.8 x 12.8 x 1.2 c
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