内容紹介
本書はすべてを徹底的に神の主権に委ねています。信仰が篤い人物の姿も、不信仰者の悖逆(はいぎゃく)と失敗の姿も、すべて神の主権の下にあることを示しています。否、サタンのあらゆる妨害と悪行、不信仰者の不信と悖逆にもかかわらず、神の救済史的経綸は決して挫折や中断することなく、綿々と受け継がれてきました。その結果、この世にイエス・
キリストが訪れることにより完成された出来事を、荘厳な大河ドラマより雄大な文章力で大胆に描いています。(書評より)
目次
書評 ・ 2
推薦のことば ・ 8
著者による序文 ・ 19
第1 章 すべてにまさる神 ・ 29
T . すべてにまさる神の愛 ・ 31
1. すべてを造られた大いなる主(神)
2. 広大な宇宙
3. すべてのものを支える神
4. すべてにまさる神のアガペーの愛
U . 救済史と契約 ・ 48
1. 契約の最初の啓示(原始福音)
2. ノアとの契約(虹の契約)
3. アブラハムとの契約
4. シナイ山での契約
5. ダビデとの契約
6. エレミヤの新しい契約
V . とこしえの契約の成就者イエス・キリスト ・ 60
1. ノアの契約とイエス・キリスト
2. アブラハムの契約とイエス・キリスト
3. シナイ山での契約とイエス・キリスト
4. ダビデの契約とイエス・キリスト
5. エレミヤの新しい契約とイエス・キリスト
第2 章 救済史的経綸とイエス・キリストの系図 ・ 71
T . イエス・キリストの系図 ・ 75
1. アブラハムとダビデの子孫
2. 女のすえ
U . イエス・キリストの系図の構造 ・ 82
1. マタイによる福音書1 章の系図と
ルカによる福音書3 章の系図の比較
2. マタイによる福音書1 章の系図の構造(マタイ1:1-17)
3. ルカによる福音書3 章の系図の構造(ルカ3:23-38)
V . イエス・キリストの系図に示された三つの時期 ・ 99
第1 期- アブラハムからダビデまでの14 代
第2 期- ダビデからバビロンへ移住するまでの
王政期14 代
第3 期- バビロンへ移住してから
イエス・キリストまでの14 代
W . 省略された世代と記録された人々の名前 ・ 109
1. エジプトでの奴隷生活430 年間の中で省略された世代
2. カナン定着からダビデ王まで省略された世代
3. 南ユダの王たちの支配期間から省略された世代
4. 系図に記録された人々の名前
解説1 ・ 一目で見るイエス・キリストの系図42 代 ・ 115
第3 章 イエス・キリストの系図第1 期の歴史
― アブラハムからダビデまでの14 代・ 119
解説2・マタイによる福音書の42 代人物概要< 第1 期>
―アブラハムからダビデまでの14 代・ 123
1 アブラハム 2 イサク 3 ヤコブ 4 ユダ 5 パレス
6 エスロン 7 アラム 8 アミナダブ 9 ナアソン
10 サルモン 11 ボアズ 12 オベデ 13 エッサイ 14 ダビデ
第4 章 士師時代の歴史 ・ 199
T . 士師に対する理解 ・ 203
1. 士師の定義
2. 士師時代の特徴
U . 士師時代の年代 ・ 210
1. 互いに重複するとも言われる士師エホデと
シャムガルの活動した期間
2. 互いに重複していたと見られる士師トラと
ヤイルの活動した期間
3. 互いに重複していたと見られるアンモンの虐待
(士師記10:7-8)とペリシテの圧制(士師記13:1)
解説3 ・ 士師時代の年代記 ・ 214
V . 士師たちの活動 ・ 218
1 オテニエル 2 エホデ 3 シャムガル 4 デボラ 5 ギデオン
6 トラ 7 ヤイル 8 エフタ 9 イブザン 10 エロン
11 アブドン 12 サムソン
著者による序文 29
第5 章 サウルからダビデまでの歴史 ・ 289
T . サウル王の歴史 ・ 292
1. サウルの選択 2. サウルの治世
3. サウルとダビデの関係 4. サウル王家の惨めな没落
U . ダビデ王の歴史 ・ 308
1. ダビデの逃避生活
第1 期- ラマからハレテの森までの行路
1 ラマ 2 ギベア(ヨナタンへ) 3 ノブ 4 ガデ
5 アドラムのほら穴 6 モアブのミヅパ 7 ハレテの森
第2 期- ケイラからジフの森までの行路
8 ケイラ 9 ジフの荒野 10 マオンの荒野
11 エンゲデの荒野 12 パランの荒野
13 カルメル 14 ジフの荒野
第3 期- ペリシテの地 ガテからチクラグまでの行路
15 ガデ 16 チクラグ
2. ダビデの即位 3. ダビデの契約と戦争の勝利
4. ダビデの犯罪 5. アブサロムの反乱
6. ダビデの晩年
結論- 永遠に消えない契約の灯火 ・ 389
1. イエス・キリストの系図と救済史的経綸
2. 消えない契約の灯火
3. 救いの御わざを成し遂げる神の熱心
各章の註・404
著者について
朴潤植(パク・ユンシク)
1928.5.17~2014.12.17
黄海道(ファンヘド)サリウォン生まれ
総会神学校(学部)卒業
国民大学校企業経営学課卒業
総会神学校神学院(M. Div)
Faith Theological Seminary(名誉神学博士)
Lael College and Graduate School(名誉牧会学博士)
大韓イエス教長老会総会(合同保守)総会長歴任
Knox Theological Seminary(名誉神学博士)
1960年代の半ばに4名の聖徒と家庭礼拝を始める。その後、ソウル市近郊の大韓イエス教長老会平康第一教会を立ち上げ、敷地面積6万坪、信徒数おおよそ6万5千人にのぼる教会に発展させる。同教会を始め、韓国国内、アメリカ、カナダ、日本、中国、インドネシア、シンガポール、ブラジル、オーストラリア、フランスなどに300カ所を超える教会を開拓した。
著書:『創世記の系図』2007年10月27日出版
『忘れていた出会い』2008年5月17日出版
『契約の灯火』2009年3月7日
『くすしき神の摂理』2009年10月3日
『永遠の契約』2010年7月11日
『誓いの契約による永遠の大祭司』2011年5月12日
『代々に至る契約十戒』2012年12月19日
『松明の契約の成就』2013年10月3日
『幕屋と契約の箱』2013年10月3日
『幕屋と契約の箱』(附録画帳)2014年8月6日
訳者紹介
姜泰進(カン・テージン)
1955年9月釜山生まれ。1985年4月来日。1989年3月日本基督教短期大学(JCJC)卒業。1992年3月日本ナザレン神学校卒業。4月日本ナザレン教団弟子屈教会、大阪田辺教会、赤坂教会赴任。2008年4月日本ナザレン教団から離れ、赤坂恩寵教会で牧会を行なう。2011年4月埼玉へ移り、恩寵教会で牧会を行なう
訳書:朴潤植著『創世記の系図』、『忘れていた出会い』、『契約の灯火』、『幕屋と契約の箱(画帳)』