カートをみる
コスモスの花のように 大阪を中心に活動するキリスト伝道者が、最愛の妻を亡くした直後から哀しみと希望をテーマに綴られた渾身の1冊です。苦難を乗り越えて進むためには、聖書のことばがいかに大きな力となるのかを知っていただければ幸いです。 並製B6判/302頁/ 著者:高原剛一郎 定価(本体1,200円+税) ISBN978-4-903748-35-1 C0095 Y1200E
コスモスの花のように 大阪を中心に活動するキリスト伝道者が、最愛の妻を亡くした直後から哀しみと希望をテーマに綴られた渾身の1冊です。苦難を乗り越えて進むためには、聖書のことばがいかに大きな力となるのかを知っていただければ幸いです。
並製B6判/302頁/ 著者:高原剛一郎 定価(本体1,200円+税) ISBN978-4-903748-35-1 C0095 Y1200E
序章 がんの宣告 1章 闘いの始まり 2章 退院、そしてホスピスへ 3章 次の瞬間の癒しを信じて 4章 キリスト伝道者の妻 5章 お別れの時 6章 この世ではなく天国のために 復活の章 悲しみからいかにして立ち上がるか まえがきより:「日本人の二人に一人ががんを患い、三人に一人ががんで死ぬ時代」です。信仰者であってもなくても、あるいはがんでなくとも死に至る病があります。否、病気にならずとも必ず死はやってきます。人生の終末を迎えるまでにはさまざまな問題に直面します。治療方法や看護の選択も難儀です。一般病院やホスピス医療。病人と介護側の精神的、肉体的負担による心理面での葛藤。子どもたちへの説明や心理的ケアの必要。弱りゆく肉体と死への不安等々。心の準備がないと、自分が当事者になったときにまごつくばかりでしょう。 その点本書には、夫婦や親子の語らい、病状の進行や治療方法の迷いからくるとまどい、焦燥感、喜怒哀楽がリアルに描写されています。これを読めば、彼らが決して苦しみを超越した聖家族ではないことが分かります。少しも誇張がありません。それゆえに、信者にも、信仰を持たない方にも大いに参考になるし、励まされるに違いありません。彼らをよく知り、間近に目撃した者として保証できます。また、苦難を乗り越えて進むためには、聖書のことばがいかに大きな力となるのかを知っていただければ幸いです。 高原剛一郎プロフィール 1960年名古屋市生まれ。大阪教育大学教育学部卒業。10年間商社勤務のあと現在キリスト伝道者、東住吉キリスト集会責任者の一人。ラジオ関西(558)KHz)「聖書と福音」の番組にてメッセージを担当。 大阪ヘブル研究所主任研究員。 著書に「生きる勇気と聖書の力」(イーグレープ) 「生きるよろこび」「きいのちの源」「いのちへの道」などがある。現在、ブログ「主とともにあゆむ」―高原剛一郎」でショートメッセージを発信中。 まえがきより:妻は2009年9月22日、がんで亡くなりました。告知から召天までわずか2か月と1週間あまりの短さでした。この間、私たちは壮絶な毎日を送りました。私は今でも彼女が身悶えしながら苦しんだ病院の待合室に足を踏み入れることができません。 妻が亡くなってまだ5か月で、あの闘病生活に向き合うことは私にとって生易しいことではありませんでした。生々しい記憶が鮮明によみがえってくるたびに私の心は叩きのめされるのです。 しかし、それでも私はどうしてもこの期間にあったことを証しする義務を負っているように思えてならないのです。なぜならあの苦難の日々において、私たちは改めてイエス・キリストの誠実を経験していたからです。あの暗闇の体験は私たちが福音の偉大さを再発見する道のりでした。改めてキリストによって罪赦されていることの幸い、死の解決を頂いていることによる平安、どんな絶望的状況の中でも人を支える神の臨在の恵みを味わいました。まさに「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」(ヨハネ1・5)を目撃させていただいたのでした。私はこの経験を黙って隠しておくことに咎めを感じるのです。「私たちは、自分の見たこと、また聞いたことを、話さないわけにはいきません。」(使徒4・20) 本書は闘病期間中のブログ「東住吉キリスト集会-T姉妹の状況」と、葬儀の場で語った福音メッセージ、及び妻の召天後に悲しみから立ち上がるために今も書き続けているブログ「主とともにあゆむ-高原剛一郎」からの抜擢を元に、リアルタイムには書けなかった実状を書き加えたものです。そうすることでキリストが今でも生きて働かれる創造主であることを明らかに証しすることになると信じたからです。