キリスト教出版社、聖書関連書籍、共同出版、イベント、セミナー イーグレープ、BMP bmp ビーエムピー bmp.jp、キリスト教書籍、穂森宏之
e-grape
ホーム ブックス 共同出版 イベント BMP(コミュニティーサイト)


大洋を行く宣教

買い物

amazon


カート

カートをみる



大洋を行く宣教
―パプアニューギニアでの聖書翻訳―

その人たちにとって信仰とは愛であり、戦いであった。
日本から海を渡ること4800キロ。パプアニューギニアの密林に住むわずか2000人の少数民族と共に生き、彼らの言葉で聖書翻訳するという“神の使命”に身を捧げた名も無き日本人がいた。
想像を絶する孤独、不安、そして別れ。マラリアに襲われ、電気もガスも水道もない過酷な環境の中、四半世紀の年月をかけて遂にそれは実現する!
「御国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ……」(マタイ24:14)という大いなる神の言葉と導きを信じて祈り戦い抜いた日本人信仰者たちの、神の栄光あふれる感動と真実のドキュメンタリー。

定価:本体1,500円[税別]
著者:篠原敦子(しのはら・あつこ)
サイズ:46判・ソフトカバー:200ページ
ISBN-13: 978-4909170-29-3
商品パッケージの寸法46判: 19 x 13 x 1 cm

 


 

内容紹介

「主御自身があなたと共におられる」という聖書(申命記)の言葉と真っ直ぐな信仰を呼び起こしてくれる一冊です。著者はこれまで多くのノンフィクション作品を発表しておられる篠原敦子氏。『第6回開高健ノンフィクション賞』候補にもなったその筆力が当時の出来事を鮮やかに映し出し、圧倒されます。

目次


プロローグ
第一章 橋本夫妻、聖書翻訳宣教師となり、パプアニューギニアへ    
1 橋本夫妻が信仰を持った頃                   
2 千代子、神学校へ、そして一雄と結婚                 
3 ダラスでの訓練、ジャングルキャンプ                  
4 橋本夫妻、パプアニューギニア国ニューブリテン島ワラシオの村へ     
5 現地での暮らし                         
6 村人たちの目覚め                        
7 橋本夫妻の挫折、帰国                      
8 光のゆらぎ、聖霊                        
第二章 密林の奥で人々が求めるもの                 
1 橋本夫妻、ワシラオ村に戻る                    
2 喜ばれた賛美歌集                        
3 一雄、事故後、霊的に研ぎ澄まされる               
4 「あなたの母語を見出しなさい」                  
5 久米のぞみ、ワシラオ村に赴任                   
6 アタ語の学校、識字率                      
7 ピジン語混じりのアタの聖書                   
8 大水、食糧難                          

第三章 定められた死、そして再生                  
1 一雄最期の日々、千代子、ワシラオ村に帰還            
2 筆者の「異文化宣教セミナー」体験                
3 『マタイ』の翻訳を始めた千代子                 
4 ヴィレッジ・チェッキング(村人との審査)            
5 翻訳協力者、モーリス・カバの死                 
6 読み書き教室・菅真実子赴任                          
7 大人の読み書き教室
8 宣教師を支えるもの                       
9 久米のぞみたちの方言調査                     
10「ヨハネ福音書が出来たよー」                 

第四章 二千年の聖書翻訳プロジェクト                
1 筆者、四十年後の宣教地を歩く                 
2 ある女性宣教師の死 
3 コンサルタント審査   
4 アタ語聖書、翻訳の完成 
5 献書式        
6 ウェンガの墓 
7 ラバウルのマンゴー通り、サンゴ礁の記憶 
8 筆者、二〇一九年のウカルンパ訪問 
9 五百年前の老女の祈り 
10 日本に戻った宣教師たち 
エピローグ 
関係人物年表
あとがき



著者紹介

篠原敦子(しのはら・あつこ)
1959年 群馬県前橋市生まれ、同市在住。
2009年 前橋キリスト教会にて内田和彦牧師より洗礼を受ける。
「北方文芸」「くりま」を経て、現在「時空」同人。

著作に「十一月」(『北海道新鋭小説集1983』北海道新聞社、1983)、「銀喰む人の、七月」(「時空」9号、1996)、『その夏、乳房を切る めぐり逢った死生観』(創栄出版、2008)〈第6回開高健ノンフィクション賞候補〉、『懐かしい月を抱いて 私の乳房再建』(上毛新聞社、2013)など。