内容紹介
本書は、一人の牧師が日々の生活の中で感銘を受けた出来事や見聞きしたこと、考えさせられたことなどを、その都度短い文章で書き止めてきたもので、全部で84話あります。題名は本書の最初の話から取らせていただきました。人生はしばしばジグソーパズルに譬えられます。日々の生活はまるでパズルの一つひとつのピースのようで、それだけを見ると一体そこにどんな意味があるのか分からないことが多いのですが、人生を何かの折に振り返って俯瞰してみると、分からなかったピースが不思議と全体に繋がって、やはり無意味なことはなかったのだ、と納得させていただく瞬間があるのではないでしょうか。
この書に含まれている84の話を通して、誰の人生にも見えないお方の導きの御手が働いているということ、それが愛といつくしみに満ちているお方であるということを、僅かでも感じとっていただけると嬉しい限りです。いずれかの話が読者の心の琴線に触れて、何かの励ましか勇気か希望をもたらすことができれば、著者にとって望外の喜びです。
目次
第一章 愛・励まし・インスピレーション・赦し
第二章 病い・健康
第三章 文学・映画・ドラマ
第四章 牧会アラカルト
第五章 神学的、哲学的テーマ
第六章 社会・国際関係・フィリピン
第七章 讃美歌
著者紹介
1947年、香川県生まれ。1966年、上智大学文学部英文科に入学。1984年、ボストン大学大学院卒、神学博士号修得。1973年、高知加賀野井キリスト教会創立。2001年(フィリピン)アジア・パシフィック・ナザレン神学大学院教授、学長。現在、高知加賀野井キリスト教会牧師、高知刑務所教誨師、高知県立大学非常勤講師。著書に『主が聖であられるように』(訳書)、『聖化の説教[旧約篇II]―牧師17人が語るホーリネスの恵み』(共著)、最新刊 ビリー・グラハム著「天のふるさとに近づきつつ(人生・信仰・終活)」(訳書)など