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イスラームその根源的考察

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イスラームその根源的考察

イスラームの成り立ちと クルアーンの 問題点を考える 啓典と基本教理の枠組みと運用について 根源からの考察に役立つ いくつかの根源的考察について、考え学ぶ書として有益です。

定価:本体1600円[税別]
著者:加藤高志
ソフトカバー: 314ページ
ISBN-13: 978-4-909170-00-2
商品パッケージの寸法: 21 x 15 x1.5 cm




 

内容紹介
イスラーム教は、世界の三大宗教の一つである。第三世界を中心に広まり、伝えられ、近年は、いわゆる先進国の中にも、移民、あるいは難民、そしてその子孫たちが居住し、そして定着しつつある。 ところが、そのジハード思想が、テロの背景の一部をなしているようにも見られがちである。イスラームは、女性差別も不当と見られがちである。イスラーム教とは一体何なのか。どこに魅力があり、どこに根本的な問題があるのか。

目次
一章 中間地帯、中間時代の宗教 二章 イスラーム前史 紀元前のアラビア…紀元後のアラビア…詩人やカーヒンの活躍 三章 メッカ、ムハンマド、啓示 メッカ…ムハンマド…啓示…啓示の真実性…啓示の内容 四章 メッカ・メディナ戦争~武力で一神教を広めた~ ヒジュラまで…ユダヤ人との関係…隊商への襲撃…メッカ・メディナ戦争とユダヤ人掃討…北アラビアの平定…死 五章 ムハンマドのひととなり 六章 リッダ戦争、征服戦争そして内乱 アブー・バクル…ウマル…ウスマーン…アリー 七章 ウマイヤ朝と第二次内乱 ウマイヤ朝の政治…ウマイヤ朝の社会…カルバラーの悲劇…シーア派の拡大 表2 イスラームの統治者と分派 八章 アッバース朝の繁栄からトルコ系民族の台頭へ 内乱を超えて…アッバース朝の開始…サラセン帝国のその後…トルコ人イスラーム教徒…イラン・シーア派の活動…セルジューク族のその後 九章 イスラーム世界への三つの災厄 十字軍の侵攻…モンゴルの襲来…チムールの帝国 十章 イスラームの経済 イスラーム地域の産業…工業技術など…奴隷売買…外洋航路の開拓 十一章 イスラームの文化 概説…翻訳など…諸科学…文学…建築など…文化の基礎・二点 十二章 オスマン・トルコの盛衰 スーフィズムの浸透…オスマン・トルコの形成と発展…意外な横槍…コンスタンチノープル攻略…舞台はゆっくりと転換…オスマン帝国の全盛期…イスラーム圏世界の風景…オスマン帝国の征服活動…オスマン・トルコの政策原理…帝国後半の推移…オスマン・トルコの盛衰通観…オスマン帝国の苦闘 十三章 イスラーム世界の改革の模索 イスラーム世界の危機感…改革の三つの方向…世俗的改革の方向へ 十四章 オスマン・トルコの崩壊と近代化の流れ 西欧諸国の攻勢…アルメニア人・ユダヤ人問題…青年トルコ党…第一次世界大戦とアラビア…ケマル・アタチュルクの改革…近隣諸国への波及 十五章 イスラームの教理体系 イスラーム法…その教え(六信五行) 十六章 イスラームの教派 スンニー派…シーア派…イスマイール派その他 十七章 クルアーンとイスラームの問題点 クルアーンは聖書を引き継ぐものか…クルアーンは一人の瞑想でないのか…クルアーンでアッラーの神は「我ら」と自称…アッラーの神は旧約の神、新約の神の完成した姿か…クルアーンで聖書を意図的に変えている…ムハンマドが最後の最大の預言者と言うが…クルアーンの信憑性の根拠はどこに?…三代のカリフ時代の成功はイスラームの正しさを示すものか…裁き、地獄、楽園について…イスラームは寛容か 十八章 特にジハードの問題点 イスラームの義務“聖戦"…聖戦の連続の歴史…ジハード主義の本質…ジハードを奨めるクルアーン…ジハードを奨めるハディース 十九章 特に女性差別の問題点 女性の人格を認めない…子は男が造る?…女は楽園でホステス役…一夫多妻の制度…女性隔離と服装規定 二十章 クルアーンの問題点~実例の評釈~ 二十一章 ハディースの問題点 ハディースの由来…伝承集の内容…偽造の例も…信頼性…実例 二十二章 イスラーム的解決策と原理主義 イスラームの政治方式…現代アラブ諸国の問題…それは普遍的真理か…イスラーム原理主義の活動 二十三章 イスラームの根源的問題

著者紹介
加藤高志(かとうたかし) 1943年生まれ。京都大学卒。オリエント史・宗教学研究。